はじめに|広告業界20年の僕が、なぜ宅建を取ったのか
広告業界・転職検討中転職のために何か資格を取りたいけど、忙しくて勉強できる気がしない。
不動産系のクライアントを担当していた時期がありました。物件の広告を作る仕事です。打ち合わせの場でクライアントが「この表現は宅建業法上まずいですよね」と言った。業界では当たり前の話らしかった。でも僕には何のことかさっぱりわからない。その場では「はい、直します」と答えるしかなかった。
帰ってから調べれば理解できる内容ではあった。でもその場で即座に判断できないというのが悔しかった。クライアントにとっては常識の話なのに、広告を作る側の自分が知らないのはプロとして恥ずかしい。そう感じて、宅建を取ることにしました。ちょうど自宅購入を考えていた時期でもあって、それも後押しになりました。
結論から言うと、働きながら独学で3ヶ月合格できました。毎日完璧に勉強できたわけではありません。それでも届いた理由は、やり方の順番が合っていたからだと思っています。
広告業界の人間が宅建を持っていると何が変わるか
「不動産の資格だから関係ない」と思うかもしれません。でも取ってみると、予想外の場面で役立ちました。
- 不動産系クライアントとの打ち合わせで、その場で判断できるようになる——「宅建業法上まずい」という指摘に、自分でも理解した上で対応できる
- 転職面接で「なぜ取ったのか」という話ができる——資格の中身より、取得の背景を話せることが評価される
- 独立・副業の選択肢が将来的に広がる——宅建は有資格者でないとできない業務がある
転職活動の面接で「宅建お持ちなんですね」とびっくりされました。理由を聞かれたので「自宅購入に際して不動産知識が必要だったので取りました」と答えました。不動産業界への転職ではなく、広告業界内での転職活動でした。
「簡単に取れる資格じゃないですから、すごいですね」と言われました。資格の実用性より、「社会人になって国家資格を自分で取った」という事実が評価された感覚です。この体験が自信になって、その後FP2級もとんとん拍子で取得できました。
3ヶ月で合格した現実的な進め方
毎日きっちり2時間勉強していたわけではありません。忙しい日は通勤の往復で動画を聴くだけ。余裕のある日は机に向かって2時間ほど。それで3ヶ月かけて合格できました。やり方の順番さえ合っていれば、完璧な勉強時間が確保できなくても届きます。
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1たきざわ宅建予備校の無料動画で「全体の地図」を先に入れる最初に取り組んだのは「たきざわ宅建予備校」の無料動画(24本・58時間)です。無料動画はこちら
他の有料講座と比べたわけではありませんが、完全無料で全分野がカバーされていたから選びました。テキストを最初から読もうとすると挫折します。動画で全体の地図を先に頭に入れてから問題演習に入る方が、結果として早い。
使い方の順番はこうです:- 最初に全体をざっと流し見して「宅建の全体像」を把握する
- 過去問・一問一答で詰まった分野を動画に戻って確認する
- 通勤中の聴き流しでも頭に残るので、スキマ時間にも使える
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2一問一答で「引っかけのクセ」に慣れる動画で全体像を掴んだら、次は一問一答式の問題集です。私が使ったのは市販の「パーフェクト宅建一問一答」です。
宅建試験は「正しそうで間違い」「微妙な言い回しの罠」が多発します。この引っかけのクセに慣れることが得点力に直結します。
やり方:- 間違えた問題には★マークをつけて翌日解き直し
- 「正しいのはどれか/誤っているのはどれか」の形式に慣れる
- 同じ問題を繰り返す——2回目・3回目が本当に大事
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3市販の過去問題集で5年分を「時間を測って」本番モードで解く仕上げは市販の過去問題集で5年分の演習です。宅建は時間との勝負でもあります。本番と同じ2時間で解く練習を積まないと、当日慌てます。
やったこと:- 過去5年分を3周——1周ごとに得点を記録して上昇を確認する
- 間違った問題だけでなく「不安だった問題」も確認する
- 最後は朝の時間帯に模試感覚で解く(本番と同じ時間帯に体を慣らす)
学習時間の目安
| 学習内容 | 目安時間 |
|---|---|
| 無料動画視聴(流し見+詰まった分野) | 約58時間 |
| 一問一答(パーフェクト宅建) | 約42時間 |
| 過去問演習(5年×3周) | 約60時間 |
| 合計目安 | 約160時間 |
試験当日と自己採点のこと
試験当日は「受かっただろう」という手応えがありました。でも試験というのは結果が来るまでやっぱり不安です。問題用紙に自分の答えをメモしておいて、帰宅後にYouTubeの解答速報で自己採点しました。
「受かった感触はある、でも思い込みかもしれない」——その繰り返しでした。自己採点で合格ラインを超えているのを確認しても、「問題用紙に書き間違えていたら?」とか余計なことを考える。合格発表まで、そのループが続きました。
でも結果は合格。国家資格を一つ取れたという自信は、思った以上に次の行動を後押しします。この体験がそのままFP2級へのとんとん拍子につながりました。
まとめ|宅建合格に必要なのは「時間」より「順番」
広告業界にいながら宅建を取ることは遠回りではないと思っています。不動産系クライアントとの仕事でその場で判断できるようになるし、転職面接では「課題を感じて自分で動いた人」として話せる。そして何より、一つ取れた自信が次につながります。
「時間がないから」と諦めるのはもったいない。忙しい日は通勤中に動画を聴き流すだけでいい。それでも積み重なれば3ヶ月で届きます。
- きっかけは「宅建業法上まずい」と言われてその場で判断できなかった悔しさ
- 広告業界の面接で「すごいですね」と言われた——取得の事実そのものが評価される
- 動画は「たきざわ宅建予備校」(無料)——最初に全体を流し見、詰まったら戻る
- 一問一答は「パーフェクト宅建一問一答」(市販)——引っかけのクセに慣れることが大事
- 過去問は市販の問題集で5年分×3周——必ず2時間計って本番モードで解く
- 160時間は一般的な目安。毎日完璧にやれなくても3ヶ月で届いた
- 宅建合格の自信がそのままFP2級取得へのとんとん拍子につながった
宅建の次はFP——資格を重ねるとキャリアの幅が変わる
宅建を取った後、自信がついてFP2級も取得しました。広告業界で働きながら国家資格を2つ持っているというのは、転職市場でも話のネタになります。FP資格の勉強法についてはこちらの記事にまとめています。
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