こんな悩みはありませんか?
✔「指示通りやってるのに、営業や制作にイライラされる…」
✔「なんで自分ばっかり怒られるの?」
✔「忙しく働いてるのに、“頼りない”って思われてる気がする…」
進行管理1〜2年目の頃、僕もまさにそんな悩みを抱えていました。
「ミスして怒られ、謝ってを繰り返す」「一生懸命なのに空回り」「デザイナーと営業の板挟みで辛い」。
でも、あるとき気づいたんです。
✅「進行管理が信頼されないのは、やる気がないからじゃなく、“視点”が足りないからだ」
この記事では、僕が実際にやらかしたミスを元に、「なぜ進行管理は信頼されにくいのか?」を深掘りし、明日から変えられる行動指針としてまとめました。
ただの“あるある話”ではなく、「自分に足りなかった視点」に気づける内容になっています。
■なぜ進行管理は“信頼されにくい”のか?
進行管理は「黒子」的な役割と思われがちですが、実は現場の推進力を握る“司令塔”です。
ただし、若手のうちは「業務を回すことで精一杯」で、全体の流れ・温度感・立場の違いまで見渡す余裕がありません。
その結果、こんなすれ違いが起きます:
- 営業「話、ちゃんと聞いてた?これじゃクライアントに出せないよ…」
- デザイナー「丸投げされても、こっちの状況見えてないでしょ」
- クライアント「…進んでるって言ってたけど、これじゃやり直しだね」
つまり、“悪気はなくてもズレてしまう”んです。
このズレが、「頼りない」「信頼できない」という印象を生み出します。
■若手進行管理がハマりがちなミスと、乗り越え方(8選)
① スケジュールを詰めすぎて自滅
ミスの背景:
「余裕があるとサボると思われる」「早いほど褒められる」と思って詰め込みすぎ。結果、誰かが倒れるか、クオリティが破綻する。
乗り越えた方法:
「理想スケジュール」ではなく「現実スケジュール」を組むように。制作の手間・クライアントの承認待ち時間も“見えない時間”として見積もるようにしました。
② メールのCC漏れで信頼を落とす
ミスの背景:
確認不足で営業や上司にCCを入れ忘れ、後から「なんで俺に共有されてないの?」と詰められる。
乗り越えた方法:
朝イチで「その日の発信予定メールを箇条書き」してから送信。さらに、「このメールのCCに誰を入れるべきか?」を5秒考えるクセをつけました。
③ デザイナーに丸投げして嫌われる
ミスの背景:
「この内容でお願いします」とだけ伝えて放置。質問されても「確認します」でレスが遅くなり、相手に不信感を与える。
乗り越えた方法:
事前にクライアントの意図・好み・過去のデザインをビジュアルでまとめて伝える。また、制作中も「声かけや進行状況など」を定期的に聞くようにしました。
④ 見積ミスで赤字に
ミスの背景:
慣れないうちは「このぐらいだろう」と過去の案件を参考にしてしまい、実際は工数が倍かかって大赤字。
乗り越えた方法:
見積前に必ず「想定作業時間×担当人数×日数」で計算し、制作にも“根拠確認”を依頼するように。見積チェックリストを自作しました。
⑤ すぐ謝るけど、直らない
ミスの背景:
その場しのぎで「すみません!次は気をつけます」と言うだけで、何も変わらないため「またか」と思われる。
乗り越えた方法:
謝った後は「何がまずかったか・どう改善するか」をチャットやメールで文章化して報告するように。これで「こいつ、本気で直そうとしてるな」と評価が変わりました。
⑥ クライアントの曖昧な指示を鵜呑みにする
ミスの背景:
「ざっくり」「いい感じで」などの曖昧ワードをそのままデザイナーに伝えて、方向性ミスでやり直し地獄へ。
乗り越えた方法:
指示をもらったら必ずヒアリングを重ね、参考資料とキーワードで“翻訳”して伝えるように。制作からの「わかりやすい!」の一言が信頼につながりました。
⑦ 社内の力関係を読めずに孤立する
ミスの背景:
正論で突っ走って、上司やベテラン制作に嫌われてしまう。結果、誰にも頼れなくなり孤軍奮闘。
乗り越えた方法:
意見を通す前に「誰にどう伝えたら反発が少ないか」を考える習慣をつけました。特にベテランには事前相談・根回しを徹底。
⑧ “忙しい”ことで安心してしまう
ミスの背景:
連絡や調整に追われ、ToDoに埋もれる。実は誰も手を動かしていないのに「進んでる気」になってしまう。
乗り越えた方法:
毎朝、自分で「今日の目的は何か?」「今誰がボールを持っているか?」を一覧で確認。忙しさより“動いているかどうか”を重視するようになりました。
■信頼される進行管理になるために、明日からできること
最後に、明日からできる3つの行動を紹介します。
✅ 朝イチに「今日の主導権は誰か」を確認する
プロジェクトごとに、今誰がキーパーソンかを1行で整理。
✅ 指示は“翻訳”して伝える
クライアントの言葉をそのまま伝えず、「誰が読んでもわかるか?」を意識。
✅ 謝るときは“改善策”をセットで伝える
「次は気をつけます」ではなく、「○○を△△に変えます」と明言。
■まとめ:進行管理の本当の強さは、“しくじりの数”で決まる
進行管理は、正解がない仕事です。
でも、ミスを重ねて気づいた“視点のズレ”を、丁寧に修正していくことが、本当の信頼につながります。
僕自身、毎日しくじりながら少しずつ「やまと君がいてくれて助かった」と言われるようになりました。
この記事が、あなたの進行管理ライフのヒントになれば嬉しいです。
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