進行管理のタスク整理術|付箋×ノートで「見える化」して忙しくても疲れにくい方法を伝授


目次

【こんな悩みありませんか?】

  • タスクが多すぎて、何から手をつければいいかわからない
  • 横からどんどん仕事が降ってきて、抜け漏れが心配
  • 毎日疲れるのに、仕事が終わった気がしない

広告業界の進行管理は、マルチタスクが前提の業務。タスクをこなしても、次から次へと仕事が舞い込んできますよね。

でも実は、整理のしかたひとつで、驚くほど「疲れにくく」なるんです。
今回は、広告進行管理歴20年の私が実践している「付箋×ノート」を使ったタスク整理術をご紹介します。


【結論】全部書いて「脳のメモリ」を節約しよう

脳は同時にいくつものことを考えるのが苦手です。
だからこそ、やるべきことはすべて外に書き出して、脳のリソースを1つの作業に集中させることが重要。

忙しいときほど「考えないでも良い状態」をつくっておくことが、疲れない進行管理のコツです。


ステップ①|やることは“全部”書き出す【箇条書きが基本】

まずは、今やるべきこと、あとでやること、気になること全部書き出すことから始めます

書き出しのコツ:

  • 必ず箇条書き
  • 頭の中だけに置いておかない(記憶に頼らない)
  • 抽象的な指示は細かいToDoに分解する

例:「企画を詰めておいて」→「企画概要の整理」「競合チェック」「社内への確認メール作成」(細分化)


ステップ②|“分類”して抜けを防ぐ【使い分けのコツ】

書き出したら、タスクの性質別に分類します。これをやるだけで、優先順位が自然に見えてきます。
管理方法をマスターすればあなたの特技はマルチタスクです

種類内容管理方法
ルーティンメール、報告書など時間固定で対応/書き出さない
突発対応横から入った依頼すぐ付箋に書いてPCや机に貼る
重要タスク案件進行・取引先調整など付箋またはノートで詳細に管理
数日後の仕事忘れがちな確認作業など伝票・資料に直接メモ/目立つ場所に貼付け
抽象的なタスクあいまいな指示など箇条書きにして不明点を整理 → 詳しい人に早めに相談

ステップ3:付箋×ノートで“見える化”し、集中力を守る

タスク管理ツールやアプリもありますが、進行管理に最も適しているのはアナログな「付箋+ノート」です。

理由:

  • 書き出すだけで記憶の補助になる
  • 目に見える場所に貼ると、忘れ防止になる
  • 終わったら線を引く or 捨てるだけで完了管理できる

実際の活用法:

  • 付箋は横から入った仕事専用
     → 机やPCモニターの端に貼ると常に目に入る
  • 数日先のタスクは、必ずチェックする「伝票」や「案件資料」に直接メモ
  • メールは未読管理/チャットは流れる前に付箋へ

ステップ4:「転ばぬ先の杖」を仕込んでおく

進行管理において致命傷になりやすいのが、「忘れていた」「確認しなかった」系のミス。事前に対策しておくことで、未然に防ぐことができます。

具体例:

  • 「あとでやる」は必ずどこかにメモしておく
  • 数日後の重要チェック事項は、資料の目立つ場所に赤字メモ
  • 作業に迷いがあれば、詳しい人に早めに相談しておく

このように、事前に起こりそうなリスクを洗い出しておくことが、「疲れない進行管理」には不可欠です。


ステップ5:集中力を奪わない仕組みをつくる

脳のリソースを分散させないためには、以下のような習慣が効果的です。

疲れないための集中力維持法:

  • やることを最初にすべて書き出してから作業に入る
     → 他のことを考えずにすむため、集中しやすくなる
  • 一度に1タスクに集中する
     → マルチタスクはしない。処理速度も正確さも上がる
  • 抽象的な作業は具体的に分解して、順番に取り組む
     → モヤモヤしたまま動かないので、時間と集中を無駄にしない

おわりに|進行管理は「メモと分類」で救える

忙しい毎日の中でも、すべてのタスクを書き出し、整理して、見える化することで、進行管理は圧倒的に楽になります。
付箋・ノートという誰にでもできる方法で、頭を整理し、集中力を守り、効率よく仕事を進める術を手に入れましょう。

まとめ|疲れない進行管理は「整理」から始まる

忙しい毎日でも、タスクをすべて書き出し、見える化するだけで、仕事の回転が劇的にスムーズになります。
付箋とノートというシンプルな道具を使って、誰でもすぐに実践できます。

疲れない=整理されている状態
進行管理のプロとして、頭をスッキリさせて、落ち着いて仕事を回していきましょう。


「そんなの当たり前じゃない?」と思った方もいるかもしれません。
でも、忙しいときこそ基本を飛ばしてしまい、頭の中がごちゃついたまま走ってしまう…そんな経験、ありませんか?

私自身も何度も同じ失敗を繰り返しました。
でも、ちゃんと書き出して、整理して、一つずつ片付ける。
それだけで、気持ちが落ち着き、作業スピードも精度も格段に上がりました。

大切なのは、「できているつもり」をやめて、今日から実践すること
まずは、付箋でもノートでもいい。1つだけ書き出して、目に見える場所に置くことから始めてみてください。

それだけで、きっと仕事が少し楽に、そして前よりもスムーズに回り始めます。

この記事を書いた人

はじめまして、やまとです。
広告業界で20年、営業から制作進行管理まで幅広く経験してきました。現在は、広告制作の現場で「効率」と「信頼」を何より大切にする進行管理として働いています。

進行管理のプロフェッショナルとして、現場全体をスムーズに回す調整力と段取り力には自信があります。「納期が間に合わない」「無茶な要求された」「もっと早く終わらせたい」──そんな悩みを抱える人に向けて、現場のリアルなノウハウを発信中です。

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