【広告業界】進行管理に向いてる人の特徴7選|向いてない人との違いも解説


目次

はじめに|進行管理は「向き・不向き」が大きく出る仕事

広告業界の中でも「進行管理」という職種は、花形の営業職とは異なり、あまり表に出ることがない存在かもしれません。しかし、実際にはプロジェクト全体を裏側から支える、なくてはならない重要なポジションです。

ただし、向いている人と向いていない人がはっきり分かれるのも事実。
私自身、営業職から進行管理にキャリアチェンジし、現在は制作進行管理として広告制作の現場に関わっています。今回は、自分の経験をもとに「進行管理に向いている人の特徴」について解説します。

この記事を読むことで、あなたが進行管理職に向いているかどうかを判断できるようになります。
ぜひ、転職やキャリア選択の参考にしてください。


進行管理とは?簡単におさらい

進行管理とは、広告制作の現場において「スケジュール」「クオリティ」「コスト」の3要素をバランスよく管理しながら、制作物を納品まで導く役割です。

具体的な業務は以下の通りです。

  • スケジュールの作成・共有・調整
  • 各種原稿や素材の管理・チェック
  • 制作スタッフ(デザイナー・ライター・カメラマンなど)とのやりとり
  • 印刷・納品手配
  • トラブル時のリカバリー対応

一言でいうと、「広告制作現場の司令塔」といえるポジションです。


進行管理に向いている人の特徴7選

特徴1|段取りを考えるのが好き

進行管理は、スケジュール設計が命です。逆算してスケジュールを組み、誰がいつまでに何をすればスムーズに進むかを常に考える必要があります。

✔ 予定を立てるのが好き
✔ 旅行でも「誰と・どこに・いつ・どう移動するか」を自然とまとめるタイプ

こんな人は、進行管理に向いています。


特徴2|同時進行が得意・マルチタスク型

広告制作は、複数案件が同時進行するのが当たり前。A案件の校了とB案件の撮影、C案件の印刷手配が同時に動いている…なんてことは日常茶飯事です。

✔ 複数のタスクを優先順位をつけてさばける
✔「今やるべきこと」が見えている

こういうタイプの人は、進行管理で力を発揮できます。


特徴3|他人の気持ちを察するのが得意

進行管理は、人との調整が9割。デザイナーの気分、営業の都合、クライアントの意図など…全員の立場を汲み取って動くことが求められます。

✔「この人は今忙しそうだな」と察して声をかけるタイミングを見計らえる
✔ 気配りが自然にできる

こんな人はチームにとって頼れる存在になります。


特徴4|地味な作業にもコツコツ取り組める

進行管理は華やかな仕事ではありません。細かいスケジュール表の修正や、ファイル名の統一、原稿のミスチェックなど…地道な作業の積み重ねが重要です。

✔ ルーティンでも精度を落とさずに続けられる
✔ 細かい点に気づきやすい

こうした性質は、トラブルの未然防止にもつながります。


特徴5|責任感が強い・最後までやりきる力がある

納品に間に合わなければクライアントに迷惑がかかります。そのプレッシャーの中でも、状況を見ながら判断し、最後まで責任を持つ姿勢が求められます。

✔ 途中で投げ出さない
✔ 最後の1秒まで品質を守ろうとする

納期への責任感が強い人は、進行管理として信用されます。


特徴6|クッション役を苦にしない

現場では営業と制作の間に立って板挟みになることもしばしば。双方の立場を理解しながら、ちょうどよいバランスで調整するスキルが必要です。

✔「どちらの味方」ではなく「全体がうまく回る方法」を考えられる
✔ 衝突の仲裁や調整役が得意

こういった人は、現場を円滑にする潤滑油として重宝されます。


特徴7|「人を支えること」にやりがいを感じる

進行管理は裏方の仕事ですが、自分が支えることでチーム全体がうまくいく。そんな“縁の下の力持ち”にやりがいを見出せる人が活躍します。

✔ 誰かの成功を見て「よかったね」と思える
✔ 自分が目立たなくても気にならない

そんな価値観を持っている人には、ぴったりの仕事です。


進行管理に向いていない人の特徴

逆に、以下のような傾向が強い人は、進行管理にはやや不向きかもしれません。

  • 自分のペースで仕事を進めたい
  • 急な変更やイレギュラーが苦手
  • 自分の手で成果物を作りたい(デザイン・文章など)
  • スケジュール管理が苦手・忘れっぽい
  • 他人の感情に鈍感で衝突が多い

ただし、これらは「絶対NG」ではありません。向き不向きを知ったうえで工夫すれば、適応することも可能です。


進行管理に向いてるかどうかを見極める方法

「自分に向いてるかわからない…」という人は、次の方法でチェックしてみてください。

✔ 実際のスケジュール表を自分で組んでみる

何かのプロジェクト(旅行、引越し、イベントなど)を題材に、スケジュールを自分で引いてみましょう。

✔ 人間関係の調整が得意だった経験を振り返る

学生時代のグループワーク、バイト、趣味活動などで「調整役」を担ったことはありませんか?

✔ やりがいを感じる瞬間を思い出す

誰かのフォローをして「助かったよ」と言われて嬉しかった経験がある人は、進行管理的な資質を持っているかもしれません。


進行管理に向いてる人が転職で活躍できる理由

進行管理に向いている人は、広告業界だけでなく、以下のような業界でも重宝されます。

  • Web制作会社
  • 印刷会社
  • 映像制作会社
  • 展示会・イベント業界
  • 社内広報・販促部門 など

特に「マルチタスク+人との調整が得意」というスキルは、職種を超えて評価されるポイントです。


おわりに|あなたの「強み」は、きっとどこかで活かせる

進行管理という仕事は、地味だけど本当に奥が深い仕事です。向いている人には、やりがいも充実感も大きい仕事になります。

この記事を通して、自分の中に「進行管理に向いてる部分」があると感じたら、ぜひその方向でキャリアを考えてみてください。
もし今の職場が合わないと思っても、別の業界や会社で進行管理のスキルを活かせる場所は必ずあります。

あなたの強みが、誰かの力になる。
そんな働き方ができたら、きっと今より仕事が楽しくなりますよ。

この記事を書いた人

はじめまして、やまとです。
広告業界で20年、営業から制作進行管理まで幅広く経験してきました。現在は、広告制作の現場で「効率」と「信頼」を何より大切にする進行管理として働いています。

進行管理のプロフェッショナルとして、現場全体をスムーズに回す調整力と段取り力には自信があります。「納期が間に合わない」「無茶な要求された」「もっと早く終わらせたい」──そんな悩みを抱える人に向けて、現場のリアルなノウハウを発信中です。

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