広告代理店に転職する前に知っておくべきこと|職種別の成功ポイントを20年現場が解説

この記事を書いた人
やまと|広告業界歴20年以上
  • 広告代理店の営業・制作進行管理を経験
  • 面接官として多数の採用選考に関わる
  • 電通の2次面接まで進んだ転職経験あり

現場の人間として、また採用する側として見てきたことをそのまま書いています。

広告代理店への転職を考えたとき、最初に思うのは「自分に合う職種はどれだろう」という疑問じゃないでしょうか。営業なのか、制作なのか、それとも進行管理なのか。ネットで調べても、きれいにまとめられた情報ばかりで、現場のリアルはなかなか出てこない。

私が未経験で広告業界に飛び込んだとき、正直ドキドキしていました。「昔から広告の仕事がしたかった」という気持ちだけを面接で話したのを今でも覚えています。あの頃の自分に教えてあげたかった、職種ごとの転職ポイントをこの記事にまとめました。

目次

広告代理店の転職市場、正直なところ

広告代理店の求人は「専門性が高い割に、間口は意外と広い」というのが正直な印象です。ただし、職種によって求められるものがまったく違う。それを知らずに応募すると、面接でズレが生じます。

やまと やまと
私は面接官を何度もやりましたが、見るポイントは面接官によって本当にバラバラでした。私が特に重視していたのは「自分の言葉で話しているか」「チームの雰囲気に合いそうか」の2点です。

スキルや経歴よりも先に「この人と一緒に働けるか」を見ている面接官は少なくありません。つまり、転職活動は職種理解と同時に、自己表現の練習でもあるということです。

💡 広告代理店の主な職種
  • 営業職:クライアントとの窓口。提案から納品まで全体を管理
  • 制作職:コピー・デザイン・映像など制作物を担う
  • 進行管理職:制作の工程・スケジュール・予算を管理
  • プランナー・ストラテジスト:戦略立案・マーケティング設計

【営業職】求められるのは「数字」より「段取り力」だった

広告代理店の営業と聞くと、「数字を追うハードな仕事」というイメージを持つ人が多い。確かに数字は大事です。でも現場で長く活躍している人を見ていると、共通しているのは「段取りの上手さ」と「対人関係の丁寧さ」でした。

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クライアントからの無理な要求を制作や進行管理に伝えるとき、新人だとなかなか動いてもらえない。そこで大事なのが「相手の立場を尊重して話すこと」と「どうにかしたいという気持ちを見せること」でした。対人関係は、気持ちで動くことがほとんどです。
「お客様が言ってるんだから仕方ないでしょ」という上から目線の人は、早々に辞めていった印象がある。

広告の仕事はチームワークが命です。営業が社内で嫌われると、制作の質も下がる。クライアントと社内の両方から信頼を得られる人が、結果的に長く活躍します。

✅ 広告営業で活躍する人の特徴
  • 相手の立場に立って話せる(クライアント・社内スタッフ両方に)
  • 無理な要求をそのまま流さず、着地点を探れる
  • 「やってみます」より「こういう進め方はどうでしょう」と提案できる

【制作職】ポートフォリオより大事なこと

制作職の転職では「ポートフォリオが全て」と思われがちです。もちろん作品の質は重要です。ただ、現場に入ってから活躍できるかどうかは、別の要素が大きく影響すると感じています。

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制作の現場で一緒に働いてきた人たちを見ていると、スキルが高くても「修正を嫌がる人」「ディレクションを無視する人」は続かなかった。広告制作はクライアントの意図を形にする仕事。自己表現とは少し違います。

面接でポートフォリオを持ってきた人に「この作品で一番苦労した点は何ですか」と聞くと、答え方で人となりがよくわかります。苦労話をチームの話として語れる人と、自分一人の武勇伝として語る人では、現場に入ってからの馴染み方がまったく違う。

⚠️ 制作職でよくある転職の失敗
  • 「自分のやりたいこと」を前面に出しすぎる
  • クライアントワークの経験がないのにそれを隠す
  • 修正・フィードバックへの耐性をアピールしない
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【進行管理職】経験を”言語化”できるかどうかが分かれ目

進行管理の仕事は、外から見るとわかりにくい。「スケジュール管理でしょ」と思われがちですが、実際は職場・ポジション・チームメンバーによって仕事の中身がまるで変わる職種です。

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転職活動でエージェントや面接官に進行管理の経験を話すとき、抽象的な言葉を並べる人がいます。でもそれでは「この人は自分の仕事を理解していない」と感じてしまう。大事なのは、自分が何に重きを置いて働いてきたかを具体的に伝えること。
成長過程の違い、大変さの違い、それを全部一緒にまとめてしまうのは、個人の話を聞いていないのと同じだと思う。

進行管理の経験を言語化するコツは、「どんな規模のプロジェクトを・何人のチームで・どんな役割で動かしたか」を具体的に話せるようにしておくことです。「スケジュール管理をしていました」ではなく、「4媒体同時進行のキャンペーンで、制作・営業・クライアントの三者間の調整を一人でまわしていました」のように。

📝 進行管理の経験を言語化するための3つの軸
  • 規模感:何媒体・何人・予算感
  • 役割:調整・管理・意思決定のどこを担ったか
  • 成果・苦労:どんな問題をどう解決したか

転職エージェントの選び方|広告業界特化を使うべき理由

転職活動では「エージェントをどれにするか」で、その後の動きが大きく変わります。私自身、一般エージェントと業界特化エージェントの両方を使った経験から言うと、広告業界への転職なら特化型を軸にするのが正解だと思っています。

やまと やまと
業界特化のエージェントは、理解が早い。同じような境遇の人を何人も見てきているから、こちらの説明が半分で伝わる。一般エージェントはゼネラリスト的な強みがあるけれど、進行管理のような専門職には合いにくいのも事実です。
💡 業界特化エージェントが有利な理由
  • 広告・制作系の職種への理解が深く、職務経歴書のアドバイスが的確
  • 非公開求人の質が高い(業界内のネットワークが強い)
  • 「進行管理経験者」を求める会社との直接パイプを持っている
  • 面接対策が職種に特化している

もちろん一般エージェントにも良さはあります。幅広い求人を見たいとき、業界を絞りきれていないときは一般エージェントで視野を広げるのも手。ただ、広告代理店への転職を本気で考えているなら、特化型を一つは使うべきです。

私が実際に使った中で、広告・Web業界に特化していて求人の質が高いと感じたのがマスメディアンです。広告・マーケティング・制作系の求人に強く、キャリアアドバイザーも業界経験者が多い印象でした。

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まとめ|広告代理店転職で後悔しないために

最後に、私が「広告代理店への転職を考えている人に一番伝えたいこと」をまとめます。

コミュニケーション能力を高めること。人間関係を大事にすること。たくさんの人と関わる仕事だから、相手の立場を意識して話すことで、距離が縮まり物事が上手に進む。

これは私が20年以上この業界で働いてきて、ずっと感じていることです。スキルは入ってから磨けます。でも「相手の立場で考える習慣」は、入る前から持っていないと、現場で苦労します。

✅ 広告代理店転職で後悔しない3つのポイント
  • 職種ごとの仕事内容と求められる素養を理解してから応募する
  • 自分の経験を「具体的な言葉」で語れるよう準備する
  • 業界特化エージェントを使い、現場のリアルな情報を得る

広告業界は、人と人との関係で動く仕事です。それが面白さでもあり、難しさでもある。転職活動もその延長線上にあると思って、ぜひ丁寧に進めてみてください。

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この記事を書いた人

はじめまして、やまとです。
広告業界で20年、営業から制作進行管理まで幅広く経験してきました。現在は、広告制作の現場で「効率」と「信頼」を何より大切にする進行管理として働いています。

進行管理のプロフェッショナルとして、現場全体をスムーズに回す調整力と段取り力には自信があります。「納期が間に合わない」「無茶な要求された」「もっと早く終わらせたい」──そんな悩みを抱える人に向けて、現場のリアルなノウハウを発信中です。

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